向かい合う二人を描く(実践)後編
理屈だけで作画しようと思うと 3Dソフト並みの計算をしないといけないので、実際に撮影して、その写真をもとに作画を進めていくことにしました
写真や立方体を実際に描いて、書き溜めていくことで、自分の中でのバリエーションが増えていって経験になって、きっと何も見ないで描ける日が来ると願って
今はひたすら撮影してスケッチしていきます
ということで今回は「ボディくん」と「ボディちゃん」の登場です
今回はポーズもつけてみました
ちなみにパースを理解するために立方体に置き換えた写真はこちら
アオリ、フラット、ふかんの3種類用意しました
この資料をもとに作画を進めていこうと思います
まずはざっくりパースのあたりを直線ツールで引きました
自作の立方体は歪みもあるので、考慮しながら
パース定規を重ねてみます
今回はあおり、ふかんなので上下パースも重要なので3点透視で取りました。
3点透視で取る場合、画面のバランス的に縦パースは画面の左と右で傾きが均等になるようにすると絵がみやすくなるようなので均等になるように修正
この時点で実物との乖離がありますが気にしません
パースを基準に立方体を描きます。
まずは両方とも身長175cm想定です
このあと人物の作画にあたって目印になる高さの分割線を引きました
この時点で手前の箱を高さを1/8短くしました(身長差を考慮です)
シンプルな形で人物を配置、目印の高さを大切にして腰や肩の位置を決めます
手前の箱:ほぼ横向き
奥の箱:斜め45度
箱の傾きなどに注意しながら、見える側面や背面の面積にも注意して描きます
ポーズをつけます
塾の課題の前の練習なので歩いて来た感を出しました
視線にも注意が必要ですね
手前の女の子は目が見えないので眼下のくぼみと耳の位置で視線をコントロール(垂直方向)
身長差があるので手前の女の子は気持ちだけ上向きにコントロールして、男の子は気持ち下向きに
細部も書き込んで終了
描きあがっておもったのが、水平方向の視線に失敗している感・・・
特に置くの男の子は視線をそらしているように見える
この角度だと、正面顔にするとよいかもしれません
向かい合う二人を描く(理論武装)
「向かい合う二人」を描こうと思います。
前提条件
2人の人物は2m離れて立っている
EL(アイレベル)は1mの位置
中間点の後方3mの位置から撮影
撮影位置の角度は30度
こんな空間で2人の人物を配置する
上から見るとこんなイメージです
まずは理論武装
そもそも30度という角度をサクッと作画したい。
余談ですが、中学の数学で習ったことですが正三角形を半分に切ると鋭角が30度になるのですが、クリスタで描こうと思ったら
図形作画で中心から作画のチェックをONにして、中心から円を描き、同じ中心から三角を重ねるように描くと描けます
30度って結構鋭い。距離を3mにしてよかった、これだけ角度が鋭いとあまり近づくと手前の人物がカメラのフレーム外になってしまいますね
これくらいのカメラの角度
ただこれはあくまで真上から見た図なのでこれに加えてEL(1m)分カメラが上に上昇しますので、その角度を加味しないといけません
パースを無視した場合の二人の大きさを差を考えてみます
クリスタの情報ウィンドウで斜辺距離(Lの数値)を比較しました
定規で測ったら5cmと8.5cmでした
比率は1.7倍
これはBはAより1.7倍大きく見えるということになります
(距離と大きさの比率は逆になる)
斜め30°から見ているのでパース無視の横図で見るとこんな感じですね
ではアイレベルによるパースはどうなるんでしょうか?
人物の身長がおよそ160cmだとして、
アイレベルより下は上面が見えて
アイレベルより上は底面が見えるようなパースになることは想像できます
こんな感じの立方体になるのかなっていう想像は付きますね
でも実際のパース線の傾きとかはどうなるのわかりません
数学的に計算すれば出せるのかもしれないけど・・・
理論武装はこれくらいで、次回模型を作って、撮影して現物をみながら確認したいと思います
Blender2.9 覚書01 基本操作
(2021/09/10版)
背景のレイアウトに時間がかかるので、立方体の配置程度から始めて最終的には背景を3Dオブジェクトで省力化できるように
Blenderの勉強を始めました。
メタセコはかなり前に触ったので3Dの基本は抑えているものの
現在は作成中の為不完全版です
勉強しながら随時更新(2021/09/10 時点では未完成)
自分用の見返すための覚書をメモ
基本操作
テンキーショートカット(ビューの切り替え)
7:真上
8 :↑15 °回転
9:視点の反転
4:←15 °回転
5:投影方法の切り替え
6 :→に15 °回転
1:正面
2:↓15 °回転
3:右正面
0:カメラ視点
ツール系ショートカットキー
N サブメニュー
SHIFT+S 選択物メニュー
A 全選択
AA(ダブルクリック) 選択解除
操作方法関係
「オブジェクトモード 」
オブジェクトの配置したり選択をする
「 エディットモード 」
選択されたオブジェクトのポリゴンの編集を行う
編集対象(辺、面、頂点)
透視表示
頂点、辺、面の削除
選択状態で delete
移動(ツールバーの移動アイコンをクリック)
トランスフォーム座標
グローバル:上下左右前後
ノーマル:辺の向いている方向
プロポーショナル(周りをひきづる)
引っ張り方を選ぶ
面貼り
2つの線を選択して「F」
辺引き
2つの頂点を選択して「F」
頂点・面・辺の延長
Ctrl + 右クリック
シェード(オブジェクトを右クリック
自動スムース
モディファイアー
モデルの構造を変化させずに見た目を変える(解除すれば元の状態に戻せる)
モディファイアの付加
CLIPSTUDIOへ移植方法
ファイルメニューからエクスポートを行う
形式はFBXでとググると出てきたけど、私の環境ではうまくいかずOBJ形式でExport
スケールはクリスタの取り込んだときに床のメッシュに対して程よい大きさになるように調整してください
半分の大きさであれば0.5にします
ここの例では「選択したオブジェクトのみ」を選んでいますのでエクスポート時には対象オブジェクトを選択状態にしています
CLIP STUDIO MODELERに取り込む
インストールは下記のURLから(無料版でOK)
MODELERを起動して新規ファイルを作成します
一番左を選んで3Dオブジェクトを作成
キャンバスにドラッグ&ドロップしてもいいけど
「木」のアイコンをクリックして「下の開く」をクリックして、作成したFBX(OBJ)を選択する
表示設定を調整してオブジェクトを見えやすい状態にします
適当にいじりました
オブジェクト構成からレイアウトのプリセットを作る
ノード(オブジェクト)の表示状態を変更
クリックして表示する、非表示を切り替えたいノードの目玉アイコンをクリック
素材情報を設定する
素材に関する詳細情報を登録します
素材に登録する
用語
英語(単数) 英語(複数) 意味
Vertex Verteces 頂点
Edge Edges 辺
Face Faces 面
ポーズ「ボールを投げる」を描く手順と注意したポイント
ポーズ「ボールを投げる」を描くときの手順と注意したポイントをメモ
まずはポーズイメージを固めるためお人形遊び
なんとなく方向性が決まったので、これをベースに「たてなか流」のDのシェイプを使ってイメージをブラッシュアップ
この時、大切にしたのが弓矢を打ち出すときのようなイメージでボールを「ぎゅ〜」っとひっぱてる感じに
さらにブラッシュアップしていったのですが、向かって右側は力を溜めてるので、ゆるっと手も足も力を抜いているような感じで
肉質を追加して
細部を描き込んで(おまけ)
後はシルエットの話
シルエットだけで何をしているか分かるというのが絵には重要なようです
クロッキーするときに手順を整理してみる #2
前回に引き続きクロッキーの手順を描き出してみました
▼参考にした動画(注意:ヌードです)
Figure Drawing Art Model Reference (DLDS # 19) - 4K Timed Nude Figure Life Models Session - YouTube
今回は塊感のあるポーズの描き方を自分なりに整理しました
最初は塊全体を直線で描いています
次に内側のスペースを分割するように太ももとか肩、腕を区切っています
軽く消しゴムを描けた後に体の曲線をよく見ながらシュっと線を引くように
軽く影をつけて
細部を書き込んで
ここまでで5分といったところです
もう少し立体感を意識できるようにして行きたい・・・
クロッキーが一枚の紙に収めるための方法
しばらくお休みしていましたが、修羅場も超えてきたましたのでこちらの記事も再開したいと思います
とはいえ、しばらく練習もさぼってしまっていたので
リハビリがてらクロッキー
▼練習用動画
ヌード DSDL Nude No.17
https://youtu.be/lzEw6ynDkvQ
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大きめの用紙に描く
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ブラウザの表示倍率を工夫する
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全体を捉える
1.大きめの用紙に描く
クロッキー帳はマルマンのSL-02を使っています(少し大きめ)を使っています。
案の定、一枚の紙には収まりませんでした(^^;
2.ブラウザの表示倍率を工夫してみる
そもそも、見たものを縮小して描く技量が低いので、どうしても見たままの大きさにかいてしまうのではないか?
ということで表示倍率を下げてみました
クロッキー用動画はいくつかありますがパターン的には
- 1分x5
- 2分x4
- 5分x1
みたいなパターンでやることが多いので、だいたい10体〜12体ぐらいが多いのかと思います。
今日はぎりぎり10体収まったのですが、あと2体収めたいので
横方向に4体、縦方向に3体収まればいいのかなと思います。
DESKELを使って表示倍率をちょうどいい大きさに調整してみました
(ChromeのYoutubeの場合表示倍率を変えても、大きさが変えれなかったのでブラウザのウィンドウ自体を小さくしました)
3.全体を捉える
これが一番大きな問題だと思うのですが、画像の一部分に注視してしまって
全体を捉えられず
注視している部分を大きく描く傾向があったということです